当社は、発泡樹脂の再利用・再資源化のために尽力すると共に、発泡樹脂の環境面
での優しさをみなさまに知っていただくことも同じくらい重要であると考えております。
当社は、発泡樹脂製品の設計、製造及び販売により、地球環境の保全が人類共通の重要課題の一つであることを認識した上で、
SDGsの取組みを活用し、経営活動のあらゆる面で製品環境品質に配慮して行動します。
近代産業の発展により、社会経済に豊かさと利便性をもたらし、人々の暮らしを快適にする一方で、大切な資源の消費や膨大な廃棄物の排出など、多くの問題を抱えているのが現実です。 今日の産業の隠れた名脇役として欠かせない発泡スチロールの再利用・再資源化のために尽力すると共に、発泡スチロールの環境面での優しさを知ってもらうことも同じくらい重要であると考えております。
環境マニュアルダウンロード 金山化成グループ 品質・環境マニュアル
発泡スチロールの地球環境への負担は、パルプモールド・段ボールに比べ二酸化炭素の排出量が1/4以下で、大気汚染や水質汚濁、エネルギー消費、地球温暖化ポテンシャルなど、各要素で地球環境に与える負担は少ないのです。
左表出典
「EPSと段ボール包装材のライフサイクル比較」
「EPSとパルプモールド包装材のライフサイクル比較」
1992年8月
ドイツ学際研究共同体
プラスチック情報協会
※包装材料1立方メートルあたりに使われる全ライフサイクルに必要な量を示している。
発泡スチロールは原料のポリスチレンビーズを蒸気で50倍に膨らませて使います。材料はわずか2%で省資源素材です。
成分は炭素と水素だけで、有害な物質は含まれていません。発泡スチロールを燃やしたときに黒煙が発生 しますが、これは有害なガスではありません。発泡スチロールは石油製品共通の性質として、燃える時に 木や紙より多くの酸素を必要とします。そのため酸素不足になると不完全燃焼となり黒煙(スス)が発生 するのです。
ダイオキシンは、炭素・水素・塩素が反応して生成される物質です。発泡スチロールは、塩素を含まない 物質ですから、単独で燃やせばダイオキシンは発生しません。
原料を50倍に膨らませる為、原料ビーズには発泡剤が含まれています。その発泡剤はブタンやペンタ ン等の炭化水素製品で、オゾン層に影響を与えるフロンガスは使用していません。
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